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Newsマーク 学んだことがちゃんと身につく4+1の秘訣とは

2019.02.20

 

こんにちは

「横浜の端っこでヨガとランニングを学べるスタジオ」

Sukhai YOGA ‐スカイヨガ‐です。

 

土曜日は一般ランナー向けのイベント”RUN LAB”

日曜日はランニングトレーナー育成のための講師

 

と、どっぷりランナーのパフォーマンスUPについて考え続けた週末。

 

 

↓ 記念すべきRUN LAB 第1回開催の様子 ↓

「日本で唯一」を日本一早く、のお話。

 

 

身体に個性があるように、モノの見方、感じ方は十人十色。

 

 

更に言えば、今まで過ごしてきた背景だってみんな違うわけですから、

一人でも多くの方に”そうかー!”と目から鱗を感じていただくには

言葉のチョイスや例え話や、様々な角度からの目線が必要かな、と考えて準備しています。

 

 

せっかく時間と費用をかけて学ぶこと、しっかり自分のものにしたいですよね。

 

今回は見て聞いて体験したことがちゃんとあなたのものになるために

一緒に考えていきたいと思います。

 

 

なんで忘れちゃうんだろう?の仕組み

 

エビングハウスの忘却曲線

 

その昔ドイツの心理学者エビングハウスは

意味をもたない”子音,母音,子音”の組み合わせを記憶するという実験において

人の脳は1度勉強したことを

 

1時間後には56%
1日後には74%
1週間後には77%
1カ月後には79%

 

忘れてしまうという結果を導き出しました(グラフ赤線)。
<参照:Wikipedia>

 

 

どうやら人間は忘れてしまう生き物。

 

忘れてしまいたいことはなかなか抜けない、という現実は置いといて(笑)

 

 

なんだよー、せっかく勉強しても30%しか覚えていられないんじゃん_| ̄|○

と諦めないでください。

 

記憶を残すために大事になってくるのが・・・そう、『1.復習』

 

エビングハウスは

「人って忘れちゃうんだよ」という悲しい現実だけでなく

『効果的な復習ができれば記憶は維持できるよ』という

嬉しい実験もしてくれています(グラフ緑線)。

 

ありがとう!エビングハウスさん!!

 

これだけ忘れてしまうならば

学びの瞬間よりそのあとの方がテキストが意味を持つ、というわけです。

 

知識を得たくて学びに行っても

テキストをもらって本棚に並べて満足しちゃっていませんか?

 

 

ドキッとしたそこのあなた、

効果的な復習について確認していきましょう。

 

あなたに最適なおさらいの方法

適切なおさらい(復習)について考えたいのは

その「タイミング」「手法」ですね。

 

 

忘却曲線にみる復習のタイミングと所要時間

また上に戻ってありがたい表をご覧ください。

緑のラインが上に復活しているのがおススメのタイミングです。

翌日までに1回
今週中に1回
今月中に1回

 

それぞれの詳しいおさらいに要する時間ですが

24時間以内→10分
1週間以内→5分
1ヶ月以内→2~4分

 

適切なタイミングを狙ってさえおけば

毎回毎回同じくらい時間をかけて学びなおす必要はないと言われています。

 

実際に

「日本で唯一、走り方を学べるランニングイベント」

を謳っているRUN LAB では

身体の使い方をトレーニングで確認→走ってみる

という流れで走り方を習得するのですが、

 

土曜日にイベントで学んだことを日曜日に復習

を実践してくださった参加ランナーさんの

身体への定着率がとてもいいんです。

 

更に1か月後に開催の次回イベントでもう一度おさらい

これでトレーニングがほぼご自身のものになります。

 

毎月のイベント参加で忘却曲線に歯止めをかけよう!

 

ということで来月のご参加

トレーナー一同、心よりお待ちしております(笑)。

 

知っておきたいあなただけのスタイル

同じ暗記をするのでも

 

図解が頭に入りやすい、とか

耳で聞いた方がスムーズに入ってくる、とか

それぞれのスタイルってありますよね。

 

 

私の記憶しやすいスタイルはもっぱら手で書くこと。

(高校時代、ただただ板書なしでマシンガントークをする先生に鍛えられました。)

 

講義中は気にせず雑に書きなぐって
その日のうちに清書でまとめ直して
翌日は講座に向かう道すがらノートを見返す

 

このプロセスでかなり覚えられます。

 

見返して分からなかったら質問できるし一石二鳥♪

 

そんなスタイルを確立したら暗記することはむしろ楽しくなりました。

 

 

記憶があまり得意でない、という方、

ぜひ『2.あなたに合ったスタイル』を見つけてみてください。

 

最良そうだけど実はおススメしないのは

最近はスマホを用いた学習をされる方が多いですね。

 

講座でもテキストをPDF化していたり

板書せずにパシャッと一枚ホワイトボードを撮って終わり。

 

ヨガの講座では実技を動画でメモされる方も多数。

 

でも、、、

私個人の意見ですが、あんまりおススメしません。

 

”地道に手書き派”の私は

「ねぇ、これって何の話してた時の動きだっけ?」

とかなりの頻度で”写真でメモ派”から質問を受けます。

 

私の棒人間よりははるかにキレイな絵面ですが、

それじゃ意味ないですよね。

 

東大合格者は学習内容と一緒に

先生の余談までメモをとると言います。

 

私もそのクチ、

余談であっても脈絡がなければ話題にのぼりませんから。

 

※ 東大生のノート新情報。
余計なことに気を取られなくていいように板書どおり写す説も。

 

 

・・・じゃあなんで東大生じゃないんだろう(´;ω;`)

という妄想はさておき。

 

そんなわけで

やっぱり、貧弱な棒人間の踊るノートは

私にとっては宝物なんです^^

 

教えるわけではないけれど

私にとっての最適な記憶術についてシェアしましたが

それを上回る”決して忘れない”方法があります。

 

それは『3.アウトプット』

学んだことの内容を知らない人に説明するのです。

 

覚えていないことは伝えられませんよね。

 

覚えているけど内容があやふやな時は自信なさそうに伝わります。

(説明の声が小さくなったりたどたどしくなったり)

 

 

覚えただけでなく、理解を深められているか?

 

ありがたいことに私は人に伝える場所がありますので

学んだことは割とすぐクラスで話します。

 

あれ?と思ったことは再度おさらい。

 

ヨガのトレーニングの中には

デモクラスでリードをしたり、と教える場面が必ず用意されています。

(ただ勉強にきただけ、という方も大概リードをします。)

 

 

私教えないのになんで?と困惑する声も聞きますが

きちんと身に付けるためには理にかなっているのかな、

なんて私は思います。

 

最終的には忘れられてこそ

 

ランニングのお話から始まりましたので

正しいランニングフォームの覚え方についてお話しますね。

 

年輪を重ねるように

身体についた癖はなかなか抜けないものですが、

正しいフォームはこう、と学んだら

その動きが新たな癖になるまで繰り返す、というのが

遠回りなようで一番近い、習得までの道です。

 

 

スピードを上げたときはもちろん、

ゆーっくり走ったってその意識が抜けない状態になって

はじめて身についた、ということになります。

 

 

人間の筋肉は意識をすると硬くなるようにできています。

 

意識をする=神経が緊張状態にあるからですね。

 

 

だから覚えた身体の記憶を正しく再現するには

『4.無意識になること』が大切なのです。

 

 

言ってみれば”忘れてしまう”こと。

 

毎日通勤の道を間違えずにたどるように

”覚えた”ということすら忘れてしまうくらいに

自然にできたらコンプリートです。

 

 

1.繰り返し学びに触れること

2.あなたの学び方で手に入れること

3.学びを誰かに手渡そうとすること

4.手放しても残るくらい定着させること

 

以上の4つを大事に

学びをあなただけのものにしてみてください。

 

 

最後に記憶を高めるポイントをもう一つ。

 

『4+1.覚える内容に関心を高めること』

 

楽しい!もっと知りたい!の好奇心を

あなたの中で高めてあげると覚えもいいようですよ。

 

ぜひ何事も興味をもって取り組みましょうね。

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

明日もあなたの心に青空が広がりますように。

 

 

 


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