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Newsマーク トレーニングで故障をしない人がやっている身体の使い方のコツとは

2019.05.17

 

こんにちは

「横浜の端っこでヨガとランニングを学べるスタジオ」

Sukhai YOGA ‐スカイヨガ‐です。

 

5月も半ばを迎え

少しずつ雨の日が増えてきましたね。

 

多湿な環境は苦手な方なのですが、

ひと雨ごとにグンと成長する植物たちを見ると

「恵みの雨」を実感します。

 

 

そんな恵みの雨が朝から降った先日。

 

久しぶりに公の場で派手に転んでみました^^;

 

現場は濡れた石畳でうっすら横向き傾斜

私の足元はゴム底のスニーカー

 

 

・・・はい、ご想像どおり。

 

傾斜に足を払われるようにビッターン!

で両手両膝ついた四つん這いに(笑)。

 

車で行きかう人以外ほぼ無人で、

それが逆に恥ずかしい。

 

 

笑いながらその場を立ち去ったのですが

 

あー、膝のアザはどう移り変わるかなぁ、とか

後から痛くなってくる箇所はどこかなぁ、とか

 

完全に自らで人体実験感覚。

 

 

ということでせっかくの実験ついでに

今日は日常に活かしたい身体の使い方のお話をひとつ。

 

 

そもそも「転ぶ」ってどんな動き?

さてここで

”転んでもただでは起きない”私から質問です。

 

転ぶ時、つまり咄嗟の(不意な)動きは
あなたにとってどんな動きでしょう?

 

引き締めたい部分や

鍛えたい部分が咄嗟に動けば

相当なトレーニングになるとは思いますが

 

日頃意識が向かないから

わざわざトレーニングで意識して鍛えなきゃいけないわけで、

残念ながら「転倒トレーニング」とはいきません。

 

(そうなったら”転んでもただでは起きない”の極みですね。)

 

転倒時のように反射で起こる動きとは

 

あなたの身体が一番インスタントに(すぐに)

使えると思っている動きです。

 

転ぶ瞬間って

ものすごいスローモーションな感じがしますが

それは脳のはたらきがそう感じさせているだけ。

 

 

端から見てたら一瞬ですよね。

 

 

一瞬の中で身体が自分自身を守るために

使いやすい筋肉をギュッと固めて使います。

 

 

 

打ったはずがない首肩や腹筋など

数日後に「あれ?」という筋肉痛はそのせいです。

 

無意識に使っているから「あれ?」なわけです。

 

日頃あまり筋肉を働かせる意識がない方は

受け身が取れず無防備に転んでしまうので

大けがに繋がりかねません。

 

私の転び方はまさに

両手をついて四つん這い
(Cat & Cow ポーズ前お決まりのセリフ)

 

ちょうどCat & CowをウォーミングUPで用いる

パワーヨガクラスへの移動時だったので

後からじわじわ笑いがきました。

 

 

両手をビッターンと叩きつける

かなりアクティブな四つん這いでしたので

今PCに向かってタイプしてる手のかかと(手根部)と

手関節を動かす肘から先の筋肉が痛いです。。。

 

 

痛い時は休む、は正しい??

さぁ、ただでは起きない具合が加速しますよー。

 

私が四つん這いでついた手首には

上のイラストのような小さな骨が8つ並んでいます。

 

(ちなみに足は7つ。手の方が繊細な動き用にできているのがわかります。)

 

 

小さな骨達ながら

これらの配置がちょっとずれると途端に違和感が増します。

 

ましてや骨折などすると手の動きに大変な支障をきたします。

 

 

力任せに身体を使ってのヨガで

痛くなってしまう箇所の上位3つに入る手首。

 

「痛くなってしまう」と表現したのは

痛みの主な原因は”骨の配置エラー”が多くて

本当にケガをしてしまっている方は少ないように思うからです。

 

そのエラーが筋力不足や血行不良に起因するものなら

むしろ使ってあげた方がいい。

 

 

ただエラーを起こした状態で動く場合

「痛い箇所をかばう」ための無理な動きはNG。

 

 

じゃあどうやったら痛みを避けて身体をかばうことなく

身体を整える動きが叶うんでしょう?

 

ヨガ=ストレッチじゃない理由

 

私がヨガクラスの中で

プランクポーズなど手のひらで身体を支える動きをガイドするとき

毎回呪文のように伝え続ける身体の使い方。

 

「手は力強くパーに広げて指先まで使ってる意識を持ってね」

「手招きをするように手首から使うと爪が白くなるくらい力が入るよ」

 

 

何でパーを強めるの?緊張しちゃうじゃん。

 

同業者にすらそう言われることもありますが

①支持基底面を広げたい(裾野の大きな山は安定しますから)

②手を広げる働きをする筋肉は手首を通るので、使うことで関節を保護したい

という意図をもって、私はそう伝えています。

 

筋肉のお仕事は「関節を動かすこと」ですが

関節を動かさない場合もしっかり使ってあげることで

安定保護という大事な役割を担ってくれます。

 

 

ヨガのAsana(ポーズ)がストレッチと違うのはそこ。

 

おなじみのモデル:Yoga Joesさん

 

 

例えばヨガっぽいこのAsana(ヴィラバトラアーサナⅡ)。

 

前の膝は90度を保っていますね。

 

動きは止まって見えるけど 筋肉は絶えず働いていて

(専門的な言葉で『アイソメトリック運動』といいます)

むしろ全力で使うことでダイナミックな動きにも安定が生まれるわけです。

 

 

文字どおり筋肉が伸びることに重きを置いているのがストレッチ

縮むと伸びるのバランスを重視するのがヨガ

 

 

どうやったら痛みを避けて身体をかばうことなく

身体を整える動きが叶う?

 

 

前の章での問いへの回答は

反対のはたらきをする筋肉をコントロールしながら同時に使う
”アイソメトリック運動”を心がける

 

アイソメトリック運動のイメージとして

”卵の入った重たい買い物袋を そーっと床に置く感じ”

なーんてクラスでは伝えています。

 

巷でよくお見かけする

ストレッチでぐいぐい反動をつけて伸ばしている方。

 

なんか効きそうですが、

ぐいぐいは伸びたあとの縮む力を助長するので逆効果。

 

反対の筋肉を使ってあげることで

その縮む力を抑制することができます。

 

 

ストレッチと筋トレが同時にできるので

しなやかで引き締まった身体が実現するのです。

 

 

静かな動きのようで

アイソメトリック運動は効果絶大。

 

 

私の すってんころりんの四つん這い が

ヨガプラクティスを頑張った日レベルの筋肉痛で済んでいるのは

そんな意識の賜物かもしれません。

 

 

ということで転ばぬ先の杖?ではありませんが

「先生のいうこと、たまには聞いてみようかな」と

いうことになれば嬉しいです(笑)。

 

トレーニングを特別扱いするべからず

たまに

クラスの時はちゃんとやるからさ

とヨガAsanaを特別扱いする方に会いますが

 

辛口なことを言うと

日常で意識できないことをヨガだけで、は無理かと思います。

 

 

日常の所作で歩き方カッコ悪い方が

走るといきなりカッコいいとか見たことありませんからね(笑)。

 

トレーニングで身に付けた意識が
あなたの日常にもたらす変化

 

これがあなた自身を変えてくれるわけです。

 

 

音楽に乗るリズム感がなくても

周りを圧倒する身体能力がなくても

 

ちゃんとあなたに効果をもたらし

あなたの「こうなりたい!」を叶える動き。

 

Sukhai YOGAが一緒に考え、実現させていきますよ。

 

 

気になった方はこちらまで。

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

明日もあなたの心に青空が広がりますように。

 

 

 


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