News新着情報

Newsマーク 足底筋膜炎のこと ⑥骨って、裂けるの??

2018.10.31

こんにちは

「横浜の端っこでヨガとランニングを学べるスタジオ」
Sukhai YOGA(スカイヨガ)です。

 

私がランニングを始めて10年とちょっと。

ヨガで学んだ身体の仕組みを取り入れながら
痛みから開放され、疲れにくいフォーム習得を目指していただくべく
ランニングトレーナーとしても活動しています。

今までのランニング人生で一番耳にしているランナーの天敵
足底筋膜炎(足底腱膜炎)について語ってみよう、という連載。

 

 

今回は、「骨って、裂けるの??」
足底筋膜炎の症状が進んでしまった際のお話です。

 

足裏に限ったお話ではないのですが
過度な動きで負荷がかかった骨や筋肉は
我慢しきれなくなると崖っぷちでもパーンと手を離すよ、と前回書きました。

 

で、もうダメだーとなった際に身体に起こるケガとして、主に以下の3つ。

 

1.筋肉の損傷

→ 筋断裂(肉離れ)ですね。通称ミートグッバイ(笑)。
繊維数本の軽いものから、完全にブチンと切れる重症まで。
完全な断裂は手術を要することも。
再発を防ぐには「炎症が治まったら伸ばしながら治す」が秘訣。

 

2.腱の損傷

→ わかりやすいのが「アキレス腱断裂」。
手術で治す時は断裂部分を重ねて絡げるように縫うので、患部はちょっと太くなります。
最近は手術より自然に修復されるのを待つことを勧める病院も多いようです。
どちらの治療法も関節の角度を制限しながら、徐々に可動域を広げてリハビリします。

 

3.骨の損傷

→ 腱に引っ張られて骨が尖り「骨棘(こつきょく)」と呼ばれる状態になります。
こちらも腱と同様、3ヶ月強で自然治癒をすると言われていますが
程度によっては手術や超音波治療で修復させることもあります。

 

※ これらの他に神経系、血管など体内を巡る管、内蔵など各器官に損傷が加わることもあります。

 

 

「②足の構造」の回でお話しましたように
足裏には腱が多く、その多くが踵に付着しています。

腱は収縮できない(しちゃマズい)素材ですから
過度な負担が3.骨の損傷 に繋がることが他の関節より多いです。

だから「踵骨棘(しょうこつきょく)」という独自の名称があるほど。

 

一言でカカト、といっても踵骨棘ができる箇所は様々。

土踏まずのカカト寄りだったり、アキレス腱のカカト寄りだったり。
いずれも思いっきり着地面だったり、靴に当たる部分。

 

この踵骨棘、ランナーだけでなく
エアロビクスインストラクターさんなども悩まされている方が多いですね。

クラス中はジャンプの連続、レッスン終わりに筋肉が一度冷えきって、また使う。
こういったケースは自然治癒は難しく・・・
患部に丸く穴を開けたインソールを入れたりして凌いでらっしゃいます。

皆さん笑顔で楽しいクラスを提供されていますが、本当にお辛そうです。

 

さて、この骨棘ができるメカニズムはどんなでしょう?

何も知らない頃、私が描いたイメージは…裂けるチーズ(爆)。
あの細か~い亀裂が笑い事じゃなく痛そうだと思っていました><

ハイ、同じこと考えてた!という方 手を挙げて。(笑)(笑)

 

 

では実際はというと、こんな感じです。

筋肉のカバーが筋膜なら、骨のカバーは骨膜。
ピンクの◯◯がそれです。

付着した腱が骨膜を引っ張って
引っ張りが過度になると骨内部との間に隙間ができます。

隙間が空いた状態が続くと
骨内部の組織が気を利かせて(?!)隙間を埋めようとします。

そうして骨が変形し、尖った形を「棘(とげ)」と表現するのです。

 

 

だから自然治癒のためには
腱が骨膜を引っ張らない状態に戻してあげる必要があります。

 

腱の張力を弱めるには

1)腱が包んでいる筋肉の質を変える(疲労を取り除く・柔軟性を高める)

2)腱が包んでいる筋肉の使い方を変える(かかる負荷を下げる)

 

筋肉の質や使い方を変えるためには

a)運動量を変える(強度を落とす)

b)他の筋肉で補う(負荷を分散させる)

 

ここでa)を選択すると
「じゃあ、もうファンランで」ということになります(悲)。

b)を選べば、パフォーマンスUPを諦めなくて済みます。

 

Sukhai YOGAでは

a)だってもちろん悪くないけれど、
b)な状態も自由に選べるようにしたいんです。

 

今回は

1.運動など動作の過度な負担が限界を超えると身体の損傷リスクが高まる。
2.運動による損傷は主に筋肉・筋膜・骨で起こることが多い。
3.骨の損傷により棘状になるのが「骨棘」、特にカカトは「踵骨棘」。
4.骨棘は引っ張られた骨膜との隙間を埋めるために起こる骨の変形の一種。
5.他の筋肉を働かせ患部にかかる負荷を補えれば、
5. パフォーマンスを下げずに骨棘の修復も夢じゃない!

こんなお話をしました。

 

 

ご質問・お声がありましたら是非メールにてお知らせください。

あなたの「?」はみんなの疑問かもしれません。

HP上でシェアする形でお答えできれば、と思います。

 

次回は足裏アーチの話題に戻って
その形成に欠かせない筋肉について触れる予定です。

 

 

運動強度と痛みは共存しなくてもいいんです。

思い切り動くって楽しい!を感じていただくために
Sukhai YOGAはこれからも全力で伝えていきます。

どうぞこれからもお付き合いください。

 

 

ではまた次回。

最後までお読みいただきありがとうございました。